チワワの皮膚が赤い|チワワの皮膚が赤くなっているときに考えられる病気を解説!

気が付かないうちにチワワの皮膚が赤くなっていたことはありませんか。
「うちの子が体をかいているなと思ったら、皮膚が真っ赤になっていた」
このように驚いた経験のある方も多いのではないでしょうか。
皮膚の赤みは一時的なこともありますが、皮膚病が隠れているケースも少なくありません。
今回はチワワの皮膚が赤くなる原因とご自宅でできるケアについて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、チワワの皮膚が赤いときの参考にしてみてください。

おもちゃを咥えているチワワ

チワワの皮膚が赤くなる原因

チワワの皮膚が赤くなるときには、いくつかの原因が考えられます。
見た目は同じように赤く見えても、原因によって治療が変わるため動物病院で相談することが大切です。

皮膚炎

チワワの皮膚が赤くなる原因として最も多いのが皮膚炎です。
皮膚に炎症が起きると血管が拡張し、赤く見えるようになります。
皮膚炎は、主に皮膚のかゆみから自分で傷つけたり、微生物が増殖したりして起きます。
皮膚炎は長引いて慢性化すると、皮膚が分厚くなったり脱毛したりするため早めに対処することが大切です。

内出血

チワワの皮膚が赤くなるときは、皮膚の下で内出血が起きていることがあります。
内出血は打撲などで血管が破れて皮膚の下に血液がたまることで起きます。
内出血による皮膚の赤みは、血液が吸収されてすぐに引くことがほとんどです。

しかし、以下のような内出血の皮膚の赤みには注意が必要です。

  • 点状にいくつも見られる

  • 範囲が広い

  • 打撲や採血などのきっかけがない

このような場合は血小板減少性紫斑病という命に関わる病気の可能性もあります。
飼い主様で判断するのは難しいため、皮膚の赤みを見つけたらはやめに動物病院につれていくことが望ましいです。

腫瘍

チワワの皮膚が赤い場合は、皮膚の腫瘍やその周囲が赤くなっていることもあります。
腫瘍の表面がただれていたり、腫瘍を犬がかきむしって炎症を起こしたりすると皮膚が赤くなります。
抗菌薬や痒み止めの薬などで一時的に炎症が引くこともありますが、腫瘍がある限り繰り返し起こることがほとんどです。

また皮膚の腫瘍には良性のものも多いですが、悪性の場合もあるため注意が必要です。
このため皮膚にしこりを見つけたらはやめに動物病院で診てもらいましょう。

チワワの皮膚の赤み

チワワの皮膚が赤くなる皮膚病

チワワの皮膚が赤くなる場合は皮膚病が原因であることが多いです。
チワワに多い皮膚病は以下が挙げられます。

  • 犬アトピー性皮膚炎

  • マラセチア性皮膚炎

  • 膿皮症

それぞれについて解説します。

犬アトピー性皮膚炎

犬アトピー性皮膚炎は環境中のハウスダストや花粉などに対するアレルギー反応が関与して、皮膚の炎症とかゆみを起こします。

特にチワワは犬アトピー性皮膚炎になると、以下の部位が赤くなることが多いです。

  • 首周り

  • 脇周り

これらの部位をかきむしって真っ赤になるチワワは珍しくありません。

またチワワは犬アトピー性皮膚炎によって皮脂の分泌が多くなりやすいです。
皮脂が多いと二次的にマラセチアという酵母菌が増えてさらに皮膚の赤みを起こします。

マラセチア性皮膚炎

マラセチア性皮膚炎は皮膚の常在菌であるマラセチアが過剰に増えて、皮膚に赤みやかゆみを起こす皮膚病です。
マラセチアが増えると皮膚にぶつぶつができるというよりも、全体的に赤くなります。

またマラセチアは皮脂をエサにしているため、皮脂の多いチワワの皮膚でも増殖しやすいです。
とくに以下の部位は蒸れて皮脂が出やすく、マラセチア性皮膚炎を起こしやすいです。

  • 首周り

  • 鼠径

  • 指の間・肉球の間

これらの部位はとくに日頃からのシャンプーなどのスキンケアを通して、皮脂を落とすことが大切だと言えます。

膿皮症

膿皮症は犬の皮膚の常在菌であるブドウ球菌が増えることで起こる皮膚病です。
膿皮症になると犬の皮膚に赤いぶつぶつやかさぶたが見られ、かゆみも伴います。
この病気は皮膚の消毒やエリスリトールの塗布で改善しますが、原因となる病気を治療しなければ再発してしまいます。
とくにチワワでは犬アトピー性皮膚炎が膿皮症の基礎疾患になっていることが多いです。

膿皮症の治療に有効な成分であるエリスリトールについてはこちらも読んでみてください。

犬の皮膚の健康とエリスリトールの関係|エリスリトールの作用を解説

チワワの皮膚のおうちケア

チワワの皮膚の健康を保つには、おうちでのケアを行うことが大切です。
以下のケアは皮膚病になりやすいチワワに有効です。

腸活

腸活はチワワの健康的な皮膚を維持するために有効な方法です。
とくに犬アトピー性皮膚炎は、腸内細菌を改善することでアレルギー反応が起きにくくなることが証明されています。
アレルギー反応が起きにくくなると、皮膚炎が改善されて皮膚の赤みも起きにくくなります。
腸活についてはこちらにまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

犬の腸活完全攻略ガイド|腸と皮膚の意外な関係とは

クレンジングと保湿

チワワのスキンケアとして有効なのはクレンジングと保湿です。
クレンジングシャンプーを用いることで、効果的に皮脂を落とすことができます。
これによりマラセチア性皮膚炎が発生しにくくなります。

皮脂の多いチワワだと、犬によっては1ヶ月に2〜4回の定期的なシャンプーが必要です。

ただしクレンジングシャンプーで皮脂を落とすと、その分皮膚は乾燥してしまいます。
とくに犬アトピー性皮膚炎のチワワは皮膚が乾燥しやすいため、保湿を行うことは大切です。
犬の保湿に関してはこちらにまとめているのでチェックしてみてください。

犬に保湿は必要?|皮膚トラブルを防ぐ正しい保湿ケアとは

まとめ

チワワの皮膚が赤くなる原因には、皮膚炎や内出血、腫瘍などさまざまなものがあります。見た目だけでは原因を判断することは難しく、背景に皮膚病が隠れていることが多いです。
日頃から腸活やスキンケアを行うことで皮膚トラブルの予防につながることがあります。
赤みが長引く場合や広がる場合は、早めに動物病院で相談することが安心につながります。
今回の記事を参考に、愛犬のチワワの健康な皮膚を守るヒントにしてみてください。

 

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記事監修者

伊従慶太獣医師

どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科主任皮膚科医
伊從 慶太
アジア獣医皮膚科専門医・獣医師・獣医学博士(獣医皮膚病学)

麻布大学を卒業後、岐阜大学連合獣医学研究科にて博士課程を修了。
東京農工大学、ドイツミュンヘン大学およびスウェーデン農業科学大学において小動物および大動物の皮膚科研修を経て、2015年にアジア獣医皮膚科専門医を取得。
現在は、どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科で診察を行う傍ら、全国の獣医師に対する教育活動や学会活動、細菌性皮膚疾患、スキンケア分野を中心とした研究活動を行う。