犬の腸活に玉ねぎは危険!|犬の正しい腸活について解説

犬の腸活に玉ねぎは危険!|犬の正しい腸活について解説

何気なく食べることが多い玉ねぎは健康効果が高い食材であることをご存知でしょうか。
人間にとって玉ねぎは腸内環境を整える腸活に良い食材とされています。
近年、犬の腸活も注目されていますが、玉ねぎは犬に中毒を起こすので注意が必要です。

今回は犬にとって玉ねぎが危険な理由や犬の正しい腸活について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、犬の腸活についての理解を深めましょう。

人の腸活に効果的な玉ねぎの成分とは

むいた玉ねぎ
玉ねぎは野菜の中でもオリゴ糖が豊富に含まれています。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促進します。
腸内の善玉菌が増えることで腸内環境が改善され、便秘や下痢の予防に役立ちますね。
また、玉ねぎには食物繊維も多く含まれており、善玉菌の増殖に役立ちます。

犬の玉ねぎ中毒に要注意

人間にとってはさまざまな健康効果が期待できる玉ねぎですが、犬にとっては大変危険な食材です。
玉ねぎには犬の赤血球を破壊する成分が含まれているため、貧血を起こすことがあります。
症状は1日〜数日で出ることが多く

  • 尿が赤くなる

  • 歯茎などの粘膜が白くなる

  • 呼吸が荒くなる

などが見られます。
玉ねぎ中毒は摂取量に関わらず発症する可能性があり、重症化すると命に関わるケースもあるので注意しましょう。
また、生の玉ねぎだけでなく、加熱したものや加工品に含まれる玉ねぎも危険です。
ニンニクやニラなども同様の中毒症状を引き起こすので、犬に与えないようにしましょう。

もし犬が玉ねぎを食べてしまったら

犬が玉ねぎを食べてしまった場合はすみやかな対処が求められるので、すぐに動物病院を受診しましょう。
玉ねぎを食べた直後であれば、吐かせる処置を行います。
すでに貧血の症状が出ている場合は輸血が必要になることがあります。
また、症状に合わせて点滴や体内の毒素を吸着する活性炭の投与を行うこともありますね。
犬の玉ねぎ中毒は早期発見と適切な治療が重要です。

犬の腸活にはサプリメントを活用しよう

ご飯を食べているラブラドールレトリーバー

「犬の腸活は何を使うのがいいの?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
玉ねぎのように人の腸活には有効でも犬には中毒を起こすものがあります。
犬の腸活を安心して行うためにはサプリメントを活用しましょう。
犬の腸活によい成分には、

  • プロバイオティクス

  • プレバイオティクス

  • バイオジェニックス

などがあります。
ここではこれらの成分について詳しく解説します。

プロバイオティクス

プロバイオティクスは生きた有益な菌のことを指しますね。
犬の腸内ではビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が重要な役割を果たしています。
プロバイオティクスのサプリメントはこれらの善玉菌を腸内に届けることで腸内細菌のバランスを改善し、消化機能を高める働きがあります。

プレバイオティクス

プレバイオティクスは腸内の善玉菌のエサになる成分です。
代表的なものはオリゴ糖や食物繊維などがありますね。
プレバイオティクスは善玉菌の増殖を促進し、腸内環境を改善します。

バイオジェニクス

バイオジェニクスは加熱処理した乳酸菌などであり、乳酸菌に含まれる腸活に有効な成分が濃縮されています。
プロバイオティクスは生きた乳酸菌を腸まで届ける必要がありますが、バイオジェニクスは効率よく乳酸菌の成分を摂取することができます。

犬の腸活サプリメントの選び方

犬の腸活サプリメントにはさまざまなものがありますが、効果的に腸活を進めるために以下の点に注意しましょう。

  • 獣医師監修もの

  • 年齢や体格に適したもの

  • アレルギー成分が入ってないもの

  • 有効成分が多く含まれているもの

  • 品質と安全性が確認されているもの

腸活サプリメントは継続することで効果が現れます。
サプリメントは少量から始めて徐々に増やしていくことをおすすめします。

まとめ

家族と白いトイプードル

犬の腸活を行う際は玉ねぎのような危険な食材は避け、適切なサプリメントを選びましょう。
またサプリメントを使用するだけでなく、基本的な食事や運動などが重要ですね。
腸内環境を整えることで愛犬の健康をサポートできます。
サプリメントを使用し、安全で効果的な方法で、愛犬の腸活を始めてみましょう。


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記事監修者

伊従慶太獣医師

どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科主任皮膚科医
伊從 慶太
アジア獣医皮膚科専門医・獣医師・獣医学博士(獣医皮膚病学)

麻布大学を卒業後、岐阜大学連合獣医学研究科にて博士課程を修了。
東京農工大学、ドイツミュンヘン大学およびスウェーデン農業科学大学において小動物および大動物の皮膚科研修を経て、2015年にアジア獣医皮膚科専門医を取得。
現在は、どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科で診察を行う傍ら、全国の獣医師に対する教育活動や学会活動、細菌性皮膚疾患、スキンケア分野を中心とした研究活動を行う。